オランダ語の壁 -買物一つするのも大変!ー
ベルギーの公用語はオランダ語とフランス語とドイツ語。
私の住んでいる町はオランダ語なんですが、「幸いこの町の人たちは、大体英語が話せます。だから大丈夫!と安心していたら…確かに人々とは英語で会話ができるものの、道路標識やお店のメニュー、スーパーの品物の表示等がすべてオランダ語で何が書いてあるかさっぱり(汗)。
お店に入っても、何を食べるか決めるのに一苦労。メニューを見ながらいくつかピックアップして店員さんに「これは何?」と聞きながら注文するしかないんです。アルファベットで書いてあるから、なんとなく意味を理解できるんじゃないか!?と思ったら大間違い。例えば、鶏肉=Kip、エビ=Garnaalと全く違う…。
スーパーに買い物に行っても、どれが食洗器用の洗剤で、どれが洗濯機用で、どれが柔軟剤でetcといったことが全然わからない。店員さんが近くにいたら店員さんに聞いたり、いないときは、その辺のお客さんをつかまえて、「すいません、これって食器用の洗剤ですか?」とか聞かないといけないんです。
道路標識も、よく進入禁止のマークとか駐車のマークがあるんですが、マーク自体の意味はガイドブックを読んで大体覚えたものの、しょっちゅうそのマークの下に但し書きがあって、それが分からない…。良く通る道は、標識を写メで撮って、家に帰ってからその意味を調べたり。そしたら「このエリアに用事がある人だけ通っていい」とかいう意味だったり、謎だらけ。
Webで子供の休み期間中のサマースクールやオータムスクールの情報を調べようと思っても、ほとんどがオランダ語。
この間は、駐車場の精算機が何度やってもうまく使えなくて、その機会に記載されていた電話番号に電話してみても、オランダ語の録音メッセージが流れるだけ。子供2人は騒ぎ出すし、夕飯時で「このままだと子供たちを寝かしつけるのが遅くなる」と気持ちが焦るし、地下の厳めしいゲートのある駐車場だっただけに、半ばパニック状態に陥りました。
こんなことの連続で、「やっぱり、その土地に住むからには、ある程度そこの言語を勉強した方が良いのかなぁ」と、しょっちゅう思うものの、そんな時間的(気持ち的にも)余裕もないし、会社の人に相談したら「オランダ語は汎用性ないから、あんまり勉強しても意味ないよー」なんて自国語なのに無碍もなく言われるから、あまりモチベーションも上がらない。
まぁそれでもなんとか(かんとか)なっているんですけどね。。。
これからもオランダ語の試練は続きそうです。