子連れベルギー単身(?)赴任生活-40歳からの新たな挑戦-

5歳と10ヶ月の子供を連れてベルギーに赴任。夫は別に国に赴任中。日本ではペーパードライバーだったけど、こっちでは子供の送り迎えもあって、そんなこと言ってられない。今年40歳を迎える節目に新たなチャレンジが始まります。そんなドタバタの日々を綴っていきたいと思います。

ベルギーのごみ分別と収集

こっちに来て、最初に困ったことの一つはごみの捨て方が分からなかったこと。来た当初2週間くらいはごみを捨てられずにためていってしまった。。。

ベルギーでは、可燃ごみ、生ごみ、ペット、ソフトプラ、紙の分別が必要でそれぞれ捨てる袋が決まっていて、その袋はスーパー等で買えるんだけど、1枚当たり150円くらいして、ごみをできるだけ減らそうとしているみたい。これはすごく賢いやり方だなぁと感心。その袋を決められた日の朝に家の外に置いておくと収集車が持って行ってくれる。

ビンは、街のいろんなところに捨てるところがあって、たまったらそこに持っていく。電池なんかはスーパーとかの入り口に箱があってそこで捨てられる。それ以外の不燃ごみや粗大ごみは、ごみ収集所に直接もっていかないといけないみたい(まだやったことないし、本当のところはよくわかっていない…)

可燃ごみは茶色の袋で中が見えないんだけど、ペットは薄いブルー、ソフトブラはピンクの袋で中が見えて、違うものが入っていると収集車はもっていってくれなくてそのまま置いて行かれちゃうみたい。最初にペットごみを出した日の夕方、息子が「一つうちのアパートの下のごみ袋が持っていかれていないけど、うちのじゃない?」って言ったときはドキッとして、慌てて見に行ったけど、うちのゴミではなくて一安心。

可燃ごみは週1回、ソフトプラは月2回くらいの収集で、日本と比べると少ないのが少し残念。紙ごみにおいては、袋はなくて段ボールや紙袋に入れて出さないといけなくて、そういうのがない時は、スーパーの入り口に置いてあるのを持って帰ったりするみたい。

今ではだいぶん慣れてきたけど、うちの家は可燃ごみの収集時間が早くて、大体朝の7時過ぎに収集に来る。うちは下の娘のオムツがあって、朝夕とウンチをするので、可能な限りトイレに流すようにしているものの、やっぱりオムツについているから結構匂う…だから、できるだけ収集日の朝のオムツも捨てたいんだけど、なかなか叶わない。

昨日がちょうど可燃ごみの収集日。ちょうどオムツを替えていたら収集車の音がしたから、息子に「このオムツだけ外の袋に入れてきてくれる?」とお願いしたら、息子は意気に感じて、階段を下りて行ってくれたんだけど、うちのアパートは建物入口のドアがオートロックで閉まってしまうから、開けておかないといけないのに、〝バタン”という音が聞こえて、「まずい、パニくる!!」と思った矢先に、「ママ------!!」の絶叫の嵐。慌てて返答したものの、アパート中に息子の声が響き渡っていて私の声がかき消されてしまう…。下の娘を抱きながら急いで階下に降りていったら、1階に住んでいるお母さんがビックリして出てきて入り口のドアを開けてくれていた…息子はパニくりながらも、責任感が強いのか、「ママ---」と絶叫しつつ、「トラックが行っちゃった‼でもまだあそこのごみを集めているから間に合う。僕行きたい!」と走って行ってしまった…朝の7時過ぎはまだ真っ暗なんだけど、そんな中、駆けていく息子の後ろ姿を見ながらドキドキ不安いっぱい。ゴミ収集車のおじさんも子供がオムツ抱えて叫びながら走ってくるから、ビックリしたように受け取っていた(多分ふつうは茶色の袋に入ったものしか扱わないから受け取らないはず…)。そして息子はそれを渡したら、また一目散に私の方に駆けてきた。気づいたら隣のアパートの1階に住んでいるというおばさんも出てきていて、事情を説明して謝ったら、「困ったときはここのドアをノックしなさい。私は大抵いるから」って。。。優しい(涙)

私が普段、ゴミのことをいろいろ気にしているから、息子は気を使ってくれたんだろうなぁ…と知らぬ間にまた息子に気を使わせていることに気づいて、慣れてきたと思っていたゴミ捨てを巡ってまた反省なのです。