まさかのフィッシング詐欺にやられて、ショック大きすぎる…第4章
その週末、夫が返ってきて、フィッシング被害の詳細を打ち出したコピーをみたいというので渡したら、翌朝、「いくつかの傾向があるよ」と説明をしてくれた。
いくつかの見てとれる傾向について説明してくれたけど、メインは一つは数人の主な犯人がいること。確かに同じ人の口座に何度もお金が振り込まれている。しかも、匿名の名前っぽくない。これはしっかり警察に調査してもらった方がいいということで、担当の警察にメールで連絡。また土曜日に再度警察署まで訪ねて、担当の警察官ではないけど、その同僚に経緯を説明して担当の方に報告してもらうことを依頼。念のため、銀行サイドにも私たちの気づきとしてメール連絡。夫も言い分としては、こっちがうるさくいった方が相手は動くとのこと。
確かにそうだろうなと思う。私はついつい泣き寝入りで終わらせようとして現実から目を背けるくせがあるので、改めて夫のそういう粘りや姿勢に感心。やっぱり夫婦は支え合って、尊敬できる関係がいいなぁなんて思った。
担当の警察からは、「こっちで必要な調査や手続きは行ってるから、君はこれ以上なにも動かなくていいよ」と返事があった。
銀行にはもう一つ質問があった。ワンタイムパスワードを一回入力しただけなのに、何で複数の口座に複数回の振込ができるのかということ。これって銀行のセキュリティの甘さなんじゃないのかなと。これはまだ未解決。
ただ、少し朗報が。少したってから、特定された(?)2人からのお金が返ってきた!その人たちの名前で私の口座にお金が振り込まれてきたのだ。これで被害額は半分に減った!!あとの半分は返ってくる見込みは低そうだけど、半分でも返ってきた!まだ残りの半分も大きな大きな痛手だけど、少し気持ちが軽くなった。
いろんなことがある。海外で暮らしていくハードルは予想以上にたくさんある。でもそれ以上の気付きや学びがある。そして家族の絆の大切さをしみじみと感じることが多い。