子連れベルギー単身(?)赴任生活-40歳からの新たな挑戦-

5歳と10ヶ月の子供を連れてベルギーに赴任。夫は別に国に赴任中。日本ではペーパードライバーだったけど、こっちでは子供の送り迎えもあって、そんなこと言ってられない。今年40歳を迎える節目に新たなチャレンジが始まります。そんなドタバタの日々を綴っていきたいと思います。

まさかのフィッシング詐欺にやられて、ショック大きすぎる…第3章

なんだか頭がおかしくなりそうだったけど、警察で被害届を作ってもらって、被害額の確定が必要だと言われ、そのまま銀行に向かった。

銀行の受付はすごく並んでいたけど、順番が回ってきてから事情を説明。電話では私の口座はストップしてもらったはずだけど、本当にストップになっているか再確認を依頼したうえで、私の口座の不正取引が始まった2月1日からの取引一覧を印刷してもらった。そこには900€や500€といった取引がずらっと並んでいて…、それを見ただけで眩暈がしそうだったけど、とにかくそれを手にいったん会社に戻って、子供たちを迎えに行かないといけない時間になっていたので帰り支度をして駐車場に向かった。会社では駐在員の面倒をいろいろ見てくれている先輩に事情を説明。いろいろ心配して調べてくれたけど、「クレジットカードの被害だと保険が出るけど、今回のようなケースは保険が出ない」とのことだった。

途中、夫には何度か電話をして報告。夫からは、「とにかく落ち着くように。運転を気を付けて。子どもたちに何かあったらそれが一番大変なんだから」といわれていて、私自身それが一番不安だった。運転は結構気持ちの動揺が出てしまうから、できるだけ頭を空っぽにするようにして子供たちをピックアップしに行って無事帰宅。

この日は、息子の友達のアレンが家で一緒に夕飯を食べる日。できるだけ平静を装っていたけど、アレンママは迎えに来た後、夜中に、「今日はすごく疲れているように見えたけど、大丈夫?」とのメール…すごくサバサバした人なのに、すごく鋭くてよく人をみている。こんな時だけど、改めてすごい人だなぁなんて感心。

夜に、取引一覧の写真をとって、具体的な被害額と一緒に担当の警察官にメール送付。

その週末は夫は帰ってこない予定だったけど、「こんな時だから帰る」と帰ってきてくれることになった。

なんだか気持ちが重くて、悲しくて…でも、私も夫も子供たちも家族みんなが元気でいられることが何よりもかけがえなくて、それを感謝することに徹することにした。

そして、いつものように、夕飯時のビールが少し気持ちを落ち着かせてくれた。