子連れベルギー単身(?)赴任生活-40歳からの新たな挑戦-

5歳と10ヶ月の子供を連れてベルギーに赴任。夫は別に国に赴任中。日本ではペーパードライバーだったけど、こっちでは子供の送り迎えもあって、そんなこと言ってられない。今年40歳を迎える節目に新たなチャレンジが始まります。そんなドタバタの日々を綴っていきたいと思います。

夫が置き引きにあってすべてを取られてしまった…でも本人が無事でよかったと前向きにとらえなきゃと考えさせられた年末

年末の日本帰国前夜、夫がブリュッセルで置き引きにあってしまった。

この日はベルギーの鉄道がストで大幅に減便していて、ブリュッセルミディに到着した夫は電光掲示板を見ながらピザを頬張っていたらしい。翌日から日本に帰るため、大きなトランクと機内持ち込み可能なカート、そして普段のバッグというたくさんの荷物を抱えて。。その一瞬の隙をついてバッグと小型カートをやられてしまった…大声を張り上げて追いかけたけど、逃してしまって、夫は動転。

その日は息子はアレンのおうちにお泊まりにいっていて、ちょうど娘を寝かしつけているときに夫から電話。大概の連絡はメールなのに電話なんて珍しいなと思って電話に出たら、「ごめん、ごめん、ごめん、やられた」と、何が起きたか分からないももの、ただ事ではないことが伝わってきた。思わず子どもたちに何かあったのかと思ったけど、娘は私の手元にいるし、息子はアレンの家族といるはず。そう思い直して、どうしたのかと落ち着いて聞いたらことの顛末を説明してくれた。しかも今ブリュッセルの警察にいるけど、ここでは置き引きは日常茶飯事で警察は忙しく走り回っていて自分の相手をなかなかしてくれないとのこと…盗まれたバッグにはパスポートやpc、現金、カード類、そして息子のサンタからのプレゼント等々が入っていた。翌日からの帰国は難しいなと覚悟しながら、とりあえず一旦帰宅して、カードの停止や大使館の連絡等をやっていくことをすすめた。電話を切る前に「帰るまで起きていてほしい。顔を見させてください」と。。。いつもこどもたちと寝落ちしちゃうけど、さすがに今日は寝ないよ…と思いながら、夫の不安が嫌というほど伝わってきた。。

私はとりあえず、気を落ち着けて娘を寝させることに集中して、そのあと夫の帰りを待った。夫が帰ってからは、カード類の停止のために方々に電話。大使館に一報したときもまずはそれを勧められたらしい。私はある程度の目処がついたところで就寝したけど、夫は結局一睡もできなかった模様…

翌日は、朝からルーベンの警察署にいって、そのあと大使館に。大使館までは🚙だと30分くらいだけど電車だと下手すると1時間半くらいかかってしまう。でも一睡もできなかった夫は運転は危険だというので、結局私は運転手を買って出て、その日は大使館まで2往復。この日は息子は既に学校が休みに入っていて、この日はうちに家でアレンと一緒に、シッターのエリーに見てもらう予定だったので、その調整もあり😵💦まだ買えていなかった娘のサンタプレゼントも合間に買いに行ったり。しかも夫のロンドン不在中、ルーベンのお友だち家族に部屋を貸してあげる予定だったんだけど、鍵もひとつ盗まれてしまっていて、もうひとつ鍵があるものの色んなものを一緒に盗まれてるから住所の割り出しも可能かも…万が一滞在中に何かあったら…ということで、遠隔で鍵業者と不動産会社に協力してもらって、即日の鍵の交換も実施。これまた10万円ほど😭なんともバタバタな一日。空港まで🚙で送ってくれるというエリーに甘えて、空港に向かう道中で娘を保育園からピックアップして、まるで綱渡り。

たくさんの代償を払わされて、いまだに夫はその後処理が少し残ってるけど、家族みんな元気だし、色んな人に助けられて、家族そろって日本への一時帰国もできた。その事に感謝して、この教訓を今後にいかしていけるようにしようと考えさせられる年の暮れだった。。。