ベルギーの学校は水曜日はお昼まで…午後は一人で学校に残る息子、イタリア人家族のやさしさに涙。
ベルギーの学校は基本的に月曜から金曜までで、水曜日は午前中のみ。
これがすごく困る…
ベルギーの家庭の多くは共働きなので、みんなどうしているのか聞いたら、人によっては働き方を100%にしないで、水曜日は午前中だけというような調整をしていたり、夫婦でやりくりしたり、双方のおじいちゃんおばあちゃんにサポートしてもらったりしてしのいでいるらしい。
息子の通っているインターは、 ほとんどが駐在員の子供で、お昼以降残っている子供が誰もいない…一応学校の方で水曜日の午後残っている子のためにサポートの人を雇ってくれていて、対応してくれるんだけど、なんせ一人なので、息子にとってはすごく長い4時間でつらいらしい…。
この間、会社を少し早めに出て迎えに行ったのに、廊下に入った途端、お経のようなうめき声が聞こえてくる。教室に近づくにつれて、それが息子の泣き声だと確信。どうやら午後から2時間くらいずっと泣いていたらしい…。サポートの方も、「こんな小さいから、かわいそうで私の胸が張り裂けそうだったわ」と。
息子にはたくさんの無理を強いていることに私自身も胸が痛くなって、その後少しだけ学校の図書コーナーで2人で本を読んで帰った(家に帰ると、怪獣のような下の子の対応で、なかなか息子との時間もとってあげられない。。。)
何か対策を考えないといけないなぁとあれこれ思いを巡らせる。。。
そんな中、朝いつも一緒になるイタリア人のお母さんにそんな話をしたら、その次の日に、「良かったら、水曜日はうちの家で息子と一緒に過ごさないか。息子は水曜日にピアノレッスンを入れてしまったから15時以降になってしまうけど。息子も了解しているの」と。
えぇぇぇ…国も年齢も違う私たちにそんなことをいってくれるの!?と涙が出そうになった。
そこの家庭は、うちのインターでは珍しく夫婦ともに働いていて、息子一人。「うちも、子供が小さい時に夫と離れて暮らしていた時期があるから、どんなに大変かはよくわかるわ。何かサポートできることがあった本当にいつでも言ってね」と。
水曜日は、一旦お昼休みに会社をどちらかが抜け出して、子供をピックアップした後、家で昼食を食べさせて、ピアノレッスンに連れて行ったあと、また家に戻ってそれ以降は息子さんが一人で夕方まで家にいてるとのこと。その息子さんはもう6年生で、うちの息子より6歳も年上。
息子はそのイタリア人のお兄ちゃんのことは前から大好きなので、その話をしたら、喜んで「そうしたい」とのこと。
ただ、私が会社を毎週抜け出して、学校でピックアップしてその子の家に届けてまた会社に戻る(どう考えても全部で1時間以上かかる)なんて無理…ということで、時々週末にベビーシッターをしてくれている大学生に相談して、彼女にバスで学校のピックアップとそのイタリア人の家までの送りをしてもらうことに。
そんなことで、今後、習い事とか他の選択肢を見つけていこうと思うけど、当面はそのイタリア人のお家にお世話になることなりました。不思議な縁。でも本当にありがたい。ベルギーでイタリア人家族に助けてもらうことになるとは。
息子にとっても、学校内ではどうしても日本人のお友達とばっかり遊んじゃっている中、年上のイタリア人と過ごす時間はとても貴重なものになるだろうな。