ひょんなことから、イタリア人のお友達のお父さんと息子、2人の特別な時間
息子は、ここ数回の水曜日の午後は、6歳年上のイタリア人のお友達ロベルトの家で遊ばせてもらっている。
ロベルトは午後一でピアノレッスンがあるので、息子は学校が午前中で終わった後、シッターさんがピックアップ。14:30くらいまで一緒に遊んでもらって、ロベルトの家に15:00ごろ送り届けてもらって、私が16:30くらいに迎えに行くといったスケジュール。
水曜日の午後はお父さんが家で仕事をするようにしているようで、お父さんとロベルト、そしてうちの息子の3人で家の中で過ごしている。6歳も離れていると、なかなか共通の遊びもないだろうけど、ロベルトがPCでいろんなことをしているのを横から眺めたり、一緒にふざけたり、なんだかんだ楽しく過ごしている様子。ありがたい。
そして先日。
学校は12月19日までだったんだけど、ある朝、ロベルトのお父さんと冬休みの話をしていると、「年休を消化しないといけないし、20日(木)は午後はよかったらコウキをあずかるよ」と。
ちょうど、木曜日は午前中はシッターさんにお願いすることを決めていたものの、午後をどうしようか考えていたところだったので、そのあと息子とも相談して、お願いすることに。
でもその翌日くらいに、ロベルトのおかあさんと話をしていたら、「今度ロベルトと日帰りでロンドンに行く」という話になって、「いつ行くの?」と聞いたら、「20日の木曜日」と…
「えっ!?」とつまっていると、「だからその日は夫が一人でコウキの世話をするのよ」と。
「えーーーー。完全に勘違いしていた。ロベルトも一緒かと…それは申し訳なさすぎる(しかも、きっとコウキもビックリする…)」
「うちの夫は大丈夫だけど、コウキには確認しておいた方がいいね。夫は一緒にクッキングでもしようかーなんて言ってたわ(笑)」と。
そのご夫婦は本当にクリエイティブな夫婦で、いろんなものを作るのが大好き。苦手な私にはうらやましい限りで、なかなか息子と創作的な活動ができないでいる私は、「イタリア人のお父さんと一緒にクッキングができるなんて、こんな貴重な経験なかなかないわ」と考え始め、、、
息子に「ロベルトはいないけどいい?」と確認するのではなく、「ロベルトはいないけど大丈夫だよね。お父さんが一緒に遊んでくれるって!!!」と息子がウンと言うまで交渉(笑)。
結局、息子一人あずかってもらうことにしました。
当日は、私は午後は家で仕事をすることにして、お昼にロベルトの家まで送っていったんだけど、息子はグズグズべそをかきながら、とても行きたくなさそう。可哀想なことをしているのかなぁ…と思いながらも、心を鬼にして連れて行った。
家に着いたら、ロベルトのお父さんは「一緒にマフィンをつくろうか?それとも一緒にお絵かきをしようか?」といろんな準備をしてくれている。息子は私の足にしがみついていたけど、その背中を押して私は帰っていった。
家で仕事をしながらも気になって仕方ない!「ちょっとロベルトの家族に対して厚かましすぎるかな」とか「息子に対してひどいかな」とか。
そんな思いを抱えながら、通常より早めに迎えに行ったら、そんな心配をよそに、息子はとっても楽しかったようで、「なんでこんなに早いの!?」と・・・(驚)。どうも、クッキングもお絵かきもやめて、ずっとレゴ遊びをしていたよう。そのお父さんはレゴが大好きで、洋服収納用のプラスチックケース3箱くらいのレゴを持っている。それでずっと遊んでいたみたい。
ホッと安心。そして、大感謝。
まさか遠い異国の地で、全く異国の家族にこんなに良くしてもらえるなんて。
心からありがとう。そしてメリークリスマス。