子連れベルギー単身(?)赴任生活-40歳からの新たな挑戦-

5歳と10ヶ月の子供を連れてベルギーに赴任。夫は別に国に赴任中。日本ではペーパードライバーだったけど、こっちでは子供の送り迎えもあって、そんなこと言ってられない。今年40歳を迎える節目に新たなチャレンジが始まります。そんなドタバタの日々を綴っていきたいと思います。

いつしか息子の気持ちを傷つけていたのかもしれない…子育ては難しい。

とても気持ちの優しい6歳の息子は、反面、すごく面倒くさがりで甘えた。そしてすぐ発狂する。

去年娘のために買ったベビーカーは、もう何年も使い古したみたいにボロボロ。それは娘がベビーカーの上で食べ物を食べるからというのもあるんだけど、もう一つは20キロを越える息子がしょっちゅう乗るからガタガタになってしまっていることも大きい。ストッパーも既に壊れている。

歩くのが面倒になると、娘がベビーカーに乗っていないスキに、足置き場に立ったり、いすの部分に座ったりして楽をしようとする。

朝起きるときには、「ママがベッドまで来てー!」と叫んで、リビングまで抱っこで連れていかそうとする。本人曰く、「ミーちゃん(妹)はそうしているんだから」とのこと。お風呂でも、しょっちゅう洗髪や体を洗うのを、「ママやってー」。

とまあ、何かにつけてこんな感じ。夫はたまに帰ってきてそんな様子の息子を見ると、あきれ果てている。そして、私にも「自分でやらせるようにした方がいい」と注意がとんでくる。

そして、息子は嫌なことを言われるとすぐに興奮して泣いたり叫んだりする。

基本的には学校では友達も多く、先生からも可愛がってもらっているんだけど、先生との面談時には「何でも一番になりたがる。『僕が僕が!』というところがあるが、もう少し周囲のお友達に優しくなれるといい」とごもっともなコメントをもらっている。

私が叱ってもあんまり聞かないので、夫が帰ってきたときに厳しくしつけてくれているんだけど、時に手が出ることもある。怒鳴ることももちろんある。私が育った家庭もそんな感じだったので、特にそれに違和感を感じていなくて、特に男の子はそれくらいしないといけないくらいに思っていたんだけど、先日義兄家族が遊びに来てくれた時に、義姉が心配して、「絶対に手を出してはいけない。怒鳴ったりも極力控える必要がある。こうちゃん(息子)の心はそれらですごく傷ついている。」とアドバイスをもらった。義姉は自分も子育てをする傍ら、いろいろ勉強しているらしい。そして、「こうちゃんは一度発達障害のテストを受けてみてもいいかもしれない」とも。

これを機に色々自分なりに考えなおしている。確かに息子の心は少し傷ついてしまっているのかもしれない。私は、忙しいのを理由に、最近特に息子とちゃんと向き合ってやれていなかったかもしれない。手を出したり怒鳴ることが、しつけるのではなく逆効果をもたらしているのかもしれない。等々。そしてこの数日はできるだけちゃんと向き合って、息子と遊ぶ時間も少しでも作るようにして、怒るということをしないようにしている。そうすると心なしか、少し息子の状況が安定している気もする。

義姉のアドバイスはいろいろ耳が痛いこともあったし、心に重くのしかかる部分もあったけど…、と手も貴重なアドバイスでありがたい。

最近いろんなところで目にする言葉、「自己肯定感」。できるだけそれを付けられるようにって思ってやってきたけど、やり方を間違えていたのかもしれない。

子どもの健やかな成長が何より大切。と思いながら、いつしか自分のエゴを優先してしまっていることが多い気がする。子育ては本当に難しいし、自分と対峙させられることが多々ある。

もう一度ちゃんと見直していこう。。。