子連れベルギー単身(?)赴任生活-40歳からの新たな挑戦-

5歳と10ヶ月の子供を連れてベルギーに赴任。夫は別に国に赴任中。日本ではペーパードライバーだったけど、こっちでは子供の送り迎えもあって、そんなこと言ってられない。今年40歳を迎える節目に新たなチャレンジが始まります。そんなドタバタの日々を綴っていきたいと思います。

同僚に「Efficientな人はいいね」と嫌味を言われて落ち込む火曜日

私は普段オフィスは16時に出ている。本来は17:30までだけど、16時に出て子供たちをそれぞれピックアップして帰宅したら17:30。その後夕飯の支度、夕食、片付け、子供の宿題、お風呂等々やっていたら、これでも寝るのが21時前になってしまう。

もう少し効率的にやることは可能かもしれないけど、小さい子供たちが一日の大半を学校で過ごして、やっと家に帰ってきたのにあんまりガミガミ言って窮屈な思いをさせたくない・・・(今でも十分言っていると思うけど…)

だから、やり切れなかった仕事は早朝に家でやったり、週末少しやったりしている。それでも働いている時間はほかの人と比べて短いことは認識している。

時々、一緒に仕事している同僚は、私が毎日16時に一人帰るのが面白くないのか、「Efficientな人はいいね。僕はいつだって最低でも17:30まで仕事しないといけない」と言ってくる。普段はとってもいい人で、尊敬もしているしとても頼っているし、大好きな人。でも時々、自分に余裕がなくなったときとかにこんな嫌みが出てくる。

昨日がそうだった。昨日は特に自分の力不足を色々と日中に感じて少し自己嫌悪に陥っていたから、その嫌みが余計にこたえて、オフィスを出てから駐車場まで、涙が止まらなくて、ずっとハンカチを目にあてながら、必死にこらえていたけど、やっぱりだめで、通りすがる人たちが気の毒そうに私を見ているのが分かった。自分自身が悔しくて、でも、今でさえ子供たちに申し訳なく思ってどうしようかと、それはそれで悩んでいるところで、なんだかどうしたらいいか分からなくて…もう今の仕事はあきらめて潔く日本に帰った方が良いのかなとかいろんな思いが錯綜。車にたどり着いたら、またドッと涙がこぼれてきた。

私の力不足で彼の仕事を増やしてしまっていることもよくわかっていて、特に昨日がそうだった。

息子をピックアップして、少しそういった話をしたら、「たまーにだったら、僕遅いお迎えでもいいよ」って…。でも、きっと学校で待っているのは大丈夫でも、家に帰った後まったくゆっくりできないとそれはそれで嫌なこともわかっている。だからそう簡単ではないことはわかっているけど、そんな息子の優しさが嬉しかった。

帰宅して夕飯の支度をしてから、同僚の彼に自分の力不足を詫びるショートメールを送った。、彼はジョークのつもりで私と仕事ができてハッピーだって返信がきた。きっと私が間にとらえていることに驚いたんだと思うし、彼がジョークでのつもりだってことはわかっている。でもジョークはしばしば本心がさらされるんだよね。

すぐに解決策は見つからないけど、今日も明日も謙虚に、周囲に感謝しながら、今の状況を当たり前と思わずにやれるだけをやっていくしかない。