子連れベルギー単身(?)赴任生活-40歳からの新たな挑戦-

5歳と10ヶ月の子供を連れてベルギーに赴任。夫は別に国に赴任中。日本ではペーパードライバーだったけど、こっちでは子供の送り迎えもあって、そんなこと言ってられない。今年40歳を迎える節目に新たなチャレンジが始まります。そんなドタバタの日々を綴っていきたいと思います。

離婚率の高いベルギー。家事も子育ても50vs50。

ベルギーは離婚率がすごく高い。7割以上。

周囲を見ても、「子供は4人。僕の子供2人と、ガールフレンドの子供2人。離婚して子供たちは1週間ごとに元妻と自分のもとを行き来している」「子供は3人。血がつながっているのは1人だけどね、後の2人は奥さんが前の旦那さんと結婚していた時の子供だよ」なんて話があふれかえっている。

一方、街の夫婦?カップル?を見るとみんな手をつないでいて、何ともほほえましく仲がいい。おじいちゃんおばあちゃんも、ほとんどみんな手をつないでいると言ってもいいくらい。私には離婚率とのギャップが気になってしまうけど、逆にサッと離婚できるからいいのかもしれない。

ただ、何といっても興味深いのは、男の人と女の人の責任が50vs50なこと。離婚すると、基本的には当人たちは近くに住んで子供たちが行き来できるようにしないといけない。基本は子供たちは1週間ずつとか2週間ずつで、父母の家を行き来しながら学校に行く。日本の感覚では、男の人が1人で、子供たちの面倒を100%見ながら仕事をするって少し想像しにくいけど、こっちではそれが当たり前。

シンプルに考えると、この方が自然で当然のことのようにも感じる。

だから、結婚していても、男の人は家事も子育ても当たり前のように主体的に行う。

この間、会社の打合せ場所にあるクッションがコーヒーで汚れて、クッションカバーが洗濯されてきたんだけど、そのカバーを同僚の男性はいともたやすく(結構かたくて難しい)、当たり前のようにクッションにつけていた。

そうだよなぁ、こうあるべきだよなぁ。お互い働いているんだから、家のことだって子供のことだって、どっちが主、どっちがサポートなんて考えはないはず。ベルギー人と結婚していたら、どんな生活だったんだろう。なんて時々想像してしまう。