外国人と一緒に仕事する醍醐味
私が仕事をしているオフィスは、社員20人くらいの小さな所帯で、多くが出張に出ているため、常にいるのは数人~10人くらい。
私の仕事は社内外コミュニケーションに関することがメインで、主にベルギー人の同僚と一緒にやっている。私よりほんの少し年上の男性。とても流暢に英語を話して、デザイン関係のスキルを身に着けていて、少し日本人に近い感覚を持った人。相手の言っていることを理解するのが上手で、私のつたない英語でも、すぐに何を言わんとしているかキャッチしてくれる。
とてもまっすぐで真面目、社歴も長い。がつがつしていなくて自分のペースを大事にしながら、本来の目的にこだわりながら一つ一つの業務にあたっている彼との仕事は勉強になることが多い。
まず、性格がいいのでとても私の精神衛生上助かる。
そして私の言わんとしていることをキャッチして、的確な言葉で表現して「こういうことだよね?」と確認してくれるし、彼自身の英語がすごく素直で分かりやすいので、仕事を進めやすい。
そして、何よりもお互いバックグラウンドや感覚が違う中、同じ目的に向かっていると、ディスカッションしていてもとても相互作用が働く気がする。モヤモヤしたものをまず可能な範囲で形にしてみて、彼に「どう思う?」と聞くと、すごくいいアイディアとかが返ってきて、行き詰っていたところに光明をさしてくれる。そんなことがしばしばある。
外国人との仕事って、もちろん難しいこともたくさんあるけど、日本人同士では出てこないようなアイディアが生まれたり、ディスカッションを通じてとても生産的な仕事ができたり、想定外のいいことがたくさん起こる気がする。
これから、もっといろんな人とそんな仕事を重ねていけたらいいな、なんて思う。